和風庭園(苔庭モスガーデン:こけコケ庭)自社施工例
和風庭園の施工は我々業者にとってもやりがいのある仕事のひとつです。
勿論技術や経験だけでなく感性や感動を生み出すような庭造りが和風庭園にはあるからです。
ですから毎回作っても同じ仕上がりの庭はありませんし、苔を使った苔庭となると尚更のことで個人邸でこの地域では非常に少ないと思います。
弊社でも先代の社長が新潟県の苔庭専門の『越後苔匠』に通い新保隆(現社長 博臣さんの父親)さんに指導認定を受けております。
〇丸石にシュロ縄で十文字に結んだ標識とする石は 関守石とか 留石と呼ばれております。
関守石 (おもてなしの心 結界) 茶道・茶会の時などに(通行止めの標識とする石)誘導してもてなす目印にあたります。
又、技術はもちろんですが感性が必要不可欠なので作業前に集中力を高めて作庭するように心掛けております。
〇和風の植栽に使う樹木には常緑樹が多いのが特徴でもあります。
グランドカバーですとフッキソウ・ヤブコウジ・リュウノヒゲ・キチジョウソウ・シャガ等々
つくばい付近にはトクサ・ツワブキ・ヤブラン等が使われます。
下草にはセンリョウ・マンリョウ・アセビ・ドウダンツツジ・アオキ・ナンテン・ヒイラギナンテン
主木はヤマモミジ・クロモジ等々で今回はコケ庭(モスガーデン)ですのでスナゴケ・スギゴケで覆いました。
今回の和風庭園(苔庭)は外構改修工事の一環で坪庭を設けて施工しましたが、外構全体のデザインは和風ではありません。
ジャンル分けをすると日本庭園(ジャパニーズガーデン)でもなくナチュラルモダンデザインとプラスαジャパニーズモダンデザインと言ったほうが近いものがあります。
エントランスの一部に苔を使った庭石を表現することで庭に入ってから何か(坪庭)を予見するかの想いを演出しております。
エントランスのシンボルツリーはハイノキ お庭のメインはジューンベリー(アメリカザイフリボク)
勿論見せる庭(和風庭園 苔庭)だけでなくくつろいだり・楽しめる庭(ガーデンルーム・ウッドデッキ・人工芝)スペースも備わっていますのでお庭にいる時間が増えること間違いありません。