シンボルツリーとは、家を引き立ててくれる樹です。 家の外観をベストアングルと言える角度から見たときに、そこにさりげなく立っていることによって家の価値を高めてくれるものです。
お手入れ方法や、成長後の大きさなども検討する必要があります。また、植える場所は生活動線のじゃまにならない場所
四季折々の表情をみせてくれるほか、目隠しや、強い日差しを遮る効果があります。
◎シンボルツリーの種類で楽しみ方いろいろ
エクステリアの主役となるシンボルツリーの存在は、住まいの印象を左右します。木は、一度植えると長い付き合いとなります。好みだけではなく、お手入れ方法や、成長後の大きさなども検討する必要があります。また、植える場所は生活動線のじゃまにならない場所を選びましょう。
木には1年中緑の葉を楽しむことができる「常緑樹」と、冬になると葉を落とす「落葉樹」があります。豊かに葉が茂る常緑樹は、外部からの視線を遮断し、目隠しとなります。主な常緑樹は、シマトネリコ、ミモザ、オリーブ、ソヨゴ、ハイノキ、コニファーなどがあります。
落葉樹は、夏には日差しを遮り、冬にはあたたかな日差しを注いでくれます。新緑から紅葉への変化など、四季を感じ取ることができるのが最大の魅力です。主な落葉樹は、ヤマボウシ、ジューンベリー、カツラ、ヒメシャラ、サルスベリ、ハナミズキ、エゴノキなどがあります。
花を楽しむなら、ミモザ、ハナミズキ、ヒメシャラ、サルスベリ、ヤマボウシが人気です。実を楽しむなら、ジューンベリーやソヨゴなどです。
また、日本庭園では昔から、松、マキ、モッコク、カヤ、イチヒバが代表的な五木とされてきました。これに加えて、モミジ、カエデ類も、和風建築にはよく似合います。
シンボルツリーとして良く利用される樹木の参考写真をまとめてご紹介致します。
一寸前までは、シンボルツリーは『落葉樹』が定番でしたが、最近ではシマトネリコ・ハイノキ・コニファー種と常緑樹にも人気があります。
私共(庭師・造園業者)側からすればやはり落葉樹(個人的な意見ではヤマボウシ・エゴノキ)ですが、流行も有りますのでご参考いただければと思います。
○常緑樹○
ハイノキ・シマトネリコ・ソヨゴ・クロガネモチ・ヤマモモ・シラカシ・エメラルド・モミノキ・ネズミモチ(トリカラー)
○落葉樹○
ヤマボウシ・エゴノキ・シャラ・ハナミズキ・イロハカエデ(ハウチワカエデ)・クロモジ
○シマトネリコ シマトネリコの花
*すぐに大きくなってしまうので一本立ちをお勧め致します。
○クロガネモチ
(縁起のよい樹として玄関前に良く使われます。カネモチ=金持ちになる)
*クロガネモチの花 実=紅
*大きな一本立ちをお勧め致します。
○ソヨゴ(通常2本寄せて植えます。花実を付けさせるためです)
○ヤマモモ比較的高価な木でポイント重視の時等に使われます。
紅い実は栄養価が高く今人気が有ります。
*高級感のある大きな一本立ちをお勧め致します。
○シラカシ若葉が青々としてとてもきれいで個人的にも好きな木に入ります。秋にはドングリもなりますので小さなお子様が喜ぶ木です。
*一本立ちをお勧め致します。
○コニファー種(針葉樹)
エメラルド(ニオイヒバ)コニファーの中で唯一お勧めの樹です。
モミノキ クリスマス時のライトアップ等に発揮する樹です。
○ネズミモチ(トリカラー)
昨年から人気が有るハイノキが出る前に流行った木です。トリカラー(斑入り)のカラーリーフ(葉)が人気の要因ですが、
この木は庭師(造園業者)ならお勧めしない木の代表とも言えると思います。
○アメリカザイフリボク/落葉樹:ケヤキの仲間でジューンベリーという別名で知られております
○メイゲツカエデ〔明月楓〕/落葉樹:イタヤカエデ等デッキやテラスのシンボルツリーにも好まれて使われます(何故か値段が高額です)
○ケヤキ〔欅〕/落葉樹:お庭に植えるスペース(広さ)のある方にはお勧めいたします
○サルスベリ〔百日紅〕/落葉樹:以前は和風お庭の高級な樹として重宝されました
○シャラ〔沙羅〕の木/落葉樹:同種類にナツツバキ・ヒメシャラがありナツにツバキの様な白い花が咲きます。近年コガネムシの被害に合う樹です
私共(庭師・造園業者)側からすればやはり落葉樹(個人的な意見ではヤマボウシ・エゴノキ)ですが、流行も有りますのでご参考いただければと思います。
ナナカマド ブナ
ヒメシャラ・エメラルド
クロモジ エゴノキ
ハナミズキ ヤマボウシ
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